今回の温泉は2015年に訪れた石川県加賀市の共同浴場「山代温泉 総湯」です。
北陸地方の温泉地として有名な山代温泉には2つの共同浴場があり、ひとつは「総湯」と呼ばれている共同浴場で、もう一つは「古総湯」と呼ばれている明治時代の「総湯」を復元した共同浴場です。
「山代温泉 古総湯」の記事はこちら。
「古総湯」は共同浴場ながら、観光客向けの温泉ですが、「総湯」は地元の方が多く利用していて、より共同浴場の雰囲気があります。
立派な門をくぐり、進むと入口が出てきます。
ちなみにこの門は山代温泉の老舗旅館「旧吉野家旅館」の門を活用しているそうです。
下駄箱に靴を入れ、館内に入ると、券売機があるので入浴券を購入します。
受付で入浴券を渡し、中へ。
入浴料:
大人460円、中人(6歳以上12歳未満)130円、小人(3歳以上6歳未満)50円、3歳未満は無料
「総湯」「古総湯」の共通券:
料金は大人700円、中人(6歳以上12歳未満)250円、小人(3歳以上6歳未満)120円です。
営業時間:6時~22時
休業日:毎月第四水曜日の6時~12時。
脱衣所は広く、清潔感があります。
鍵付きロッカーはなく、カゴに荷物を入れます。
貴重品は入口にある貴重品ロッカーを利用しなければなりません。
いざ温泉へ!
浴室は天井が高く、吹き抜けになっていて光が多く差し込み、明るく、開放感があります。壁には九谷焼のタイルが使われています。
露天風呂はなく、内湯のみで、浴槽が2つあり、浴室中央に大人8~10人サイズの正方形の浴槽と浴室の奥側に大人6~8人サイズの浴槽があります。
浴室中央の浴槽は湯温(約41℃)が少し温めで、浴室奥側の浴槽は熱めの湯温(約43℃)になっています。
湯は「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉」と「アルカリ性単純温泉」の2つの泉質の混合泉となっています。
残念ながら、源泉かけ流しではなく、循環濾過式・消毒ありで、少し消毒臭が気になる湯でした。
しかし、地元の方たちの世間話が聞こえてくる共同浴場っぽい雰囲気の中で浸かる温泉はとても良いものでした。
交通アクセス
🚃JR加賀温泉駅からタクシーで約10分
🚙北陸自動車道・片山津ICもしくは加賀ICから約15分
🅿100台(無料)