奈良県南部温泉巡りの旅2日目です。
7つ目に訪れた温泉は奈良県吉野郡十津川村の共同浴場「湯泉地温泉 公衆浴場 滝の湯」です。
宿泊した「上湯温泉 神湯荘」からは車で難関の県道735号線経由で約30分かけて行きました。
「上湯温泉 神湯荘」の記事はこちら。
「湯泉地温泉」には「滝の湯」と「泉湯」の2つの共同浴場があり、どちらも源泉掛け流しの温泉が楽しめ、前日に「泉湯」を訪れていたので、2日目は「滝の湯」を訪れました。
「湯泉地温泉 公衆浴場 泉湯」の記事はこちら。
「湯泉地温泉 公衆浴場 滝の湯」は「道の駅 十津川温泉郷」を越えた先にある車1台分しか通れない狭い橋を渡った先にあります。
建物の前にある駐車場に車を停めて中へ。
中へ入り、靴置き場に靴を入れて、券売機で入浴券を購入します。
入浴券を受付にいる係の方に渡します。
脱衣所には鍵付きのロッカーがないので、受付前にある貴重品ロッカーを利用。
貴重品ロッカーは100円返却式なので、事前に100円玉の準備が必要。
入浴料:大人800円 小人400円
営業時間:8時半~20時
定休日:毎週木曜日
奥に進むと、「源泉かけ流し温泉」と書かれた暖簾が見えてきます。
その暖簾をくぐると、棚があるだけの簡素なつくりの脱衣所があります。
脱衣所は広く、清潔感があります。
いざ温泉へ!
浴室への扉を開けると、充満していた硫黄の香りがフワッとして、良い温泉だと直感的に感じられます。
浴室内は明るく、浴室右側に洗い場、左側の窓側に面して大人5~6人サイズの浴槽があります。
湯口からは源泉掛け流しの無色透明な温泉が注がれ、浴槽からオーバーフローしていて、鮮度の良い温泉が楽しめます。
掛湯をして、ゆっくりと温泉に体を沈めます。
お湯は朝早く誰も利用していないこともあって、湯もみがされていなくて熱めの湯で、その熱さが体にじんわりと染みわたり、目が覚めます。
お湯からは硫黄の香りがし、滑らかな浴感で気持ち良く、温泉感をたっぷりと感じられます。
泉質は単純硫黄泉。
体がしっかりと温まったところで露天風呂へ。
開放感抜群の風情ある露天風呂へ!
内湯の奥に露天風呂への入り口があります。
階段を下りていきます。
下りたところにスリッパがあるので履きます。裸にスリッパというシュールな状態になりますが、さらに先に進みます。
風情ある小道階段を下りていきます。
思っていたよりも小道は長く、どんどん下へ下りていきますが、何だか野湯に向かっているような感覚になってきます。
やっと下りた先に露天風呂が見えてきました。とても良い雰囲気です。
露天風呂は大人4~5人サイズで川沿いにあり、木々に囲まれ、開放感抜群です。
奥にある湯口から、非常にクリアな透明の湯が注がれ、切り出しから流れ出ていきます。お湯は源泉掛け流し。
掛湯をして、お湯にゆっくりと体を沈めます。
内湯同様、熱めのお湯ですが、外気温が低いため、内湯と比べ、やや温く感じられます。じっくりと体の芯から温まる良いお湯です。
露天なので、内湯と比べると、やや弱いですが、硫黄の香りがし、温泉感もちゃんと感じることができます。
泉質は単純硫黄泉。
すぐそばには「滝の湯」の名の通り、滝が流れており、滝を見ながらの贅沢な温泉が楽しめます。露天風呂の周りには木々の緑や川しかなく自然と一体になった感じで、まるで野湯に浸かっているよう。
共同浴場とは思えない、ちょっとした旅館にも負けないぐらいのロケーションです。
温泉に浸かっていると、流れ落ちる水の音、風がそよぐ音など自然の音ぐらいしか耳に入らず、時間の流れがゆっくりと感じられます。
小雨が降っていましたが、雨によって景色がより幻想的になり、とても良い雰囲気の中で温泉を満喫しました。
前日から十津川温泉郷の3つの温泉地(湯泉地温泉・十津川温泉・上湯温泉)を巡りましたが、その中では湯泉地温泉が硫黄の香りが濃いめで温泉感が強く、ロケーション、雰囲気が良くて、個人的には一番良かったです。
ゆっくりと温泉時間を楽しみたかったのですが、雨が少し強くなってきたので、次の温泉へと向かいました。
交通アクセス
🚃JR和歌山線・五條駅からバスで約2時間30分
🚙京奈和自動車道・五條ICから約1時間30分
🅿11台(無料)
価格:1650円 |
価格:1030円 |